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元気の出るおいしい食材

秋の味覚の一つ、栗。
今日は栗ご飯にしましょうか。

栗

栗事始

縄文時代(約5千年前)の有名な遺跡「三内丸山遺跡」(青森県)からも多くの栗が出土しているように、大昔から好んで食べていました。奈良・平安時代には栽培が奨励され、主食に近い位置を占めていたとされています。戦国時代になると乾燥させた保存食「かち栗」が「勝ち」に通じることから必勝祈願の縁起物や糧食として武士階級が好んで口にしました。その縁起物の流れがおせち料理の栗きんとんとして今日まで続いています。飢饉のときは救荒食材としても役立っています。
なお、栗は種子が実になったもので食品分類上は果実ではなく、「種実類(ナッツ類)」です。

ゆで栗ごはん

栗は栗ようかん、栗かのこ、マロングラッセなどお菓子でおなじみですが、家庭ではなんといっても栗ごはん。家庭により作り方はさまざまですが、ゆで栗を炊けたごはんにかきまぜるのが簡単。
栗はかたい果皮(鬼皮)に包まれていますが、その見かけほど保存はききません。水分が飛んで味落ちするので、購入したら早めにゆでます。
(1)たっぷりのお湯で50〜60分ゆでたら湯を捨てて10分くらい蒸します。
(2)ナイフで鬼皮を剥き、薄皮(渋皮)もとっておきます。
(3) お米は水加減したら色づけに醤油少々を加え、昆布をおいて炊き、
  炊き上がったごはんに栗を入れ、かきまぜて器に盛ります。

栗の種類

大別して「日本栗」、「中国栗」(甘栗の材料)「ヨーロッパ栗」(マロングラッセの材料)「アメリカ栗」があるが、店頭で「栗」として並ぶのは「日本栗」。日本の山野に原生する「シバグリ」を品種改良したもの。素人には見分けられませんが、江戸時代から著名な「銀寄」、品質が高く全国で広く栽培されている「筑波」、10月以降に収穫される「石鎚」など数品種あります。

栗のおもな産地(全国で年間約16200tの出荷)

その他は、埼玉県、大分県、千葉県などが続くが、ブランドとしては「小布施栗」(長野県)、「丹波栗」(京都府)が有名
(農林水産省統計より)
栗のおもな産地

栗の栄養

一般的に栄養目的で栗を食べることは少ないでしょうが、ビタミンC(みかん並)、食物繊維(ゴボウ並)など意外とスグレモノ。おもなものは以下のとおりです。栗の甘みは炭水化物(糖質)中のブドウ糖、ショ糖です。(可食部100g)

五訂増補 日本食品標準成分表
※「五訂増補 日本食品標準成分表」(文部科学省)より
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