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健康づくり通信

今月のおもしろ健康情報

海外旅行でのAMR対策
http://amrcrc.ncgm.go.jp/

海外旅行でのAMR対策8か条

細菌などの微生物が増えるのを抑えたり壊したりする薬が抗菌剤(抗生物質)ですが、微生物はさまざまな手段で薬から逃げ延びようとします。その結果、薬が微生物に効かなくなることを「薬剤耐性」(Anti mi crobi al Resistance=AMR)といいます。国連は、このままでは2050年までにAMRによって年に1000万人が死亡する事態となり、がんによる死亡者数を超え、破壊的なダメージを与える恐れがあると警告しました。

日本でも新たな薬剤耐性菌を増やさない、また発生してしまった菌を拡散させない取り組みが始まっていますが、海外旅行先で現地の薬剤耐性菌に感染し、自覚がないまま日本に持ち込んでしまうケースが増えているようです。今月号では、薬剤耐性菌を持ち込まないなどの対策について、国立研究開発法人 国立国際医療研究センター国際感染症センターの忽那賢志先生によるコメントを紹介します。

「途上国に1カ月間旅行すると、2〜6割が旅行者下痢症になるという報告があります。さまざまな原因が考えられますが、多くは食べ物についた病原性大腸菌、キャンピロバクター、サルモネラ菌などの細菌や、ノロウイルスなどのウイルスによって起こります。しかし、その対策に抗菌薬は万能薬といった間違った知識が多く、海外の薬剤耐性菌を国内に持ち込む結果となります。抗菌薬の服用にはメリットとデメリットがあることを知っておくことが、何よりも重要になってくるのです」

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