健康サポート

トップページ >  健康サポート >  健康づくり通信 > 抗菌薬意識調査レポート 2019

健康づくり通信

今月のおもしろ健康情報

抗菌薬意識調査レポート 2019
http://amr.ncgm.go.jp/pdf/20190927_report_press.pdf

日本人の抗菌薬・抗生物質や薬剤耐性への知識は不十分
抗菌薬・抗生物質はウイルスをやっつける【EU諸国との比較】(日本:抗菌薬・抗生物質という言葉を聞いたことがある人 n=658)/ 抗菌薬・抗生物質はかぜに効果がある【EU諸国との比較】(日本:抗菌薬・抗生物質という言葉を聞いたことがある人 n=658)

感染症治療の切り札といわれる抗菌薬が効かない薬剤耐性(AMR)の問題が世界中で深刻化しており、日本でも新たな薬剤耐性菌を増やさない、また発生してしまった菌を拡散させないための取り組みが始まっています。このような状況の中、AMR臨床リファレンスセンターが、全国の10代以上の男女688人を対象にインターネットで行った「抗菌薬・抗生物質に関する意識調査」をご紹介します。

「抗菌薬・抗生物質はウイルスをやっつける」に「あてはまらない」 と正しく回答した人は 23.1%です。ヨーロッパ各国の調査結果と比較すると、最も正解率の低いギリシャ(23.0%)と同程度の正解率。最も正解率の高いスウェーデンは74.0%で、日本の3倍以上でした。

「抗菌薬・抗生物質はかぜに効果がある」に「あてはまらない」と正しく回答した人は35.1%にとどまっています。この数値は最も正解率の低いポルトガルの37%を下回るもので、最も高いスウェーデンの85.0%と比べると半分以下です。

かぜをひいたときに仕事や学校を「休む」と答えた人は37.1%、「休まない」は約63%でした。そ の中で「休みたいが休めない」人が全体の4割近くを占めています。

これらの結果から、日本人の抗菌薬・抗生物質や薬剤耐性への知識は十分とはいえないこと、またかぜの症状があっても学校や職場を休めないなど、感染予防に関する意識や健康教育が社会に十分浸透していない実情が浮かびあがってきたといえそうです。

バックナンバー一覧へ