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がんの5年生存率全国集計(院内がん登録2008年)
http://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/press_release_20170809.html

がんと診断された人の5年後生存率は約65%
前立腺がんはステージVまでほぼ100%生存
主要5部位の病期別生存率(院内がん登録2008年)

その他部位の病期別生存率(院内がん登録2008年)



国立がん研究センターが、2008年にがんと診断された人の5年後生存率を集計・発表しました。調査は全国のがん診療連携拠点病院などのうち患者の生存状況を90%以上把握している209施設が対象。21万4500人の患者全体の相対生存率は65.2%でした。患者数の多い主要5部位では、胃70.4%、大腸72.6%、肝臓38.5%、肺39.1%、乳房(女性のみ)92.7%となっています。

今回、新たに集計したのは食道、膵臓、子宮頸部、子宮内膜、前立腺、膀胱の6部位。そのうち、膵臓がんは実測生存率が8.8%、相対生存率も9.9%と際だって低い値を示す一方、前立腺がんではT・U・V期の相対生存率がほぼ100%でした。この結果から、前立腺がんを患う人とそうでない人の5年後生存率はほとんど同じと推測できます。

調査は、75歳以上の高齢者はがんと診断されても治療しないケースが多いことも明らかにしています。たとえば、ステージWの大腸がんの場合、その割合は75〜84歳が約15%、85歳以上では約36%に達しています。高齢のがん患者には比較的進んだ病期での登録が多いこと、併存疾患の有無や身体の状態などから、若い世代と同様の積極的治療が難しいことなどがその理由と考えられます。

*相対生存率と実測生存率……がんと診断された患者が5年後に生存している確率(実測生存率)から、がん以外の理由(他の病気や事故など)で死亡する割合を除いたものが相対生存率。治療でどれくらい生命を救えるかの目安になります。

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