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今月の健康特集

食べ過ぎ・飲み過ぎと胃のもたれ

年末年始にわたってご馳走ぜめ、宴会ぜめが続いていませんか?
この時期、休みなく働かされているのが胃。
胃のもたれや痛みなどの不快感が気になったら、ちょっと読んでみてください。

いつ胃がもたれるかで違う病気

 胃がもたれるのは食後でしょうか?食前でしょうか?
それによって胃の病気の予測がつきます。

●食後にもたれる場合
食後にもたれる場合は
単なる食べ過ぎ・飲み過ぎの場合が多く、一時的な消化不良や「胃アトニー」といわれる胃弱の状態です。ほかにむかつきや嘔吐、下痢などをともなうこともあります。胃アトニーでは胃が重いとか食欲不振をともないがちです。

●食前にもたれる場合
食前にもたれる場合は 胃炎や軽い胃潰瘍が考えられます。軽い痛みを感じたり、胃潰瘍の場合は胸やけの症状をともなうこともあります。

いつ胃がもたれるかで違う病気

胃炎や胃潰瘍かどうかを見分けるには

 単なる消化不良か、胃炎・胃潰瘍かを見分けるには、もたれるタイミングで見分ける以外に簡単な方法があります。胃がもたれたり重苦しい感じのときに、コップ1杯の水を飲んでみてください。 これで治まるようなら、胃炎や軽い胃潰瘍が考えられます。つまり、水を飲むことで出過ぎていた胃酸が薄められ、もたれ感が軽減されるのです。

油っこい食事がもたれやすい胃の形がある

 油っこいものを食べると必ず胃がもたれる人は、胃の形が関係しているかもしれません。 もたれやすい人の胃は、「鉤胃」と呼ばれる鉤のように曲がった形だったり、下垂していたりする場合が多いものです。曲がった形や下垂した胃は、胃の中央部がたるんで出口より低い位置にあるため、胃に食べ物がたまりやすいのです。 これとは反対に、「牛角胃」といわれる牛の角のようにすらりとした形の胃の人は、食べ物がスムーズに流れ、もたれることはほとんどありません。 油っこい料理は消化に時間がかかるため、「鉤胃」の人や下垂の胃では、よけいに胃の中に滞留し、もたれたり重く感じたりするわけです。

もたれやすい人は食後のコーヒーを

 鉤胃や胃下垂でもたれがちな人には、油っこい料理を食べたあとに、胃液の分泌をうながすカフェインの多いコーヒーや紅茶を飲むことをおすすめします。ただし、濃いめのものを少量飲んでください。薄いものをたくさん飲むと、胃がますますたるんで逆効果になりかねません。また、寝るときの姿勢にもご注意を。右側を下にして、胃の内容物が腸へ流れやすい体勢でやすみましょう。仰向けになると胃が背骨をまたぐことになり、スムーズに流れなくなります。

市販薬の上手な飲み方は

 胃がもたれたら市販薬を飲む人が多いようですが、飲んでもすっきりしないという場合、薬の選択や飲み方をまちがっていませんか?飲み方を間違えると効かないばかりでなく、症状をひどくしてしまうこともあります。

●消化不良の場合
消化不良の場合は消化剤を飲みますが、これは食後すぐに飲まなければ効果がありません。つまり、食べたものと混ざって消化をたすけるのが消化剤の役目なので、食べ物とほぼ同時に胃に入っていかないと役目が果たせないのです。ところが、消化剤を食後しばらくしてから飲んでいる人が多いようなのです。これでは間に合いませんね。

●胃炎や軽い胃潰瘍の場合
胃炎や軽い胃潰瘍の場合は胃炎や軽い胃潰瘍の症状を和らげるために胃酸を押さえる制酸剤は、食間(食事と食事の間で空腹時)に飲むのが正しい飲み方です。食べ物が胃に入っているときに飲んでも、胃酸を押さえる働きを十分にできません。

薬を飲んでもすっきりしないときは

 消化剤や制酸剤を飲んでもすっきりしない状態が長く続く場合は、早めに検査を受けて原因を突き止めることが大切です。たとえば、胃の出口付近にがんや腫瘍ができていて胃の内容物が通りにくくなっていたり、十二指腸に潰瘍の傷跡があって通りにくくなっている場合は、薬を飲んでも改善されないことがあります。原因が思い当たらないのにもたれ感が1週間以上続いたときは、重大な病気がないかどうか、早めに検査をしてください。

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